クラフトビールをもっと楽しむ

ビール言葉

ビール言葉とは、クラフトビールのビアスタイル(ビールの種類・タイプ)一つ一つに象徴的な意味をもたせたものです。
「各ビアスタイルの色や香り、その特徴」もしくは「各ビアスタイルの歴史や文化的背景」を踏まえ、クラフトビールの奥深さをより楽しめるよう、オトモニで考案いたしました。
ビール言葉を使って贈るビールを選ぶもよし、自分にあったビール言葉から選ぶもよし。ビールを楽しむ時に、ビアスタイルのことを深く知る一つのきっかけになればと思います。

ピックアップスタイル

STOUT / 静かな情熱

醸造に用いられる焙煎した大麦と、そこから生まれる味わいから。
英語で「頑丈な、どっしりとした」などという意味のスタウト。濃色の麦芽を使用するため、香ばしいナッツや焙煎コーヒー、チョコレートのような、芳醇で強い香りや味わいが特徴。その味わいを際立たせるため、少し高めの温度でゆっくりと楽しむのがよい。

SAISON / たゆまぬ努力

かつて農家の人々が夏の農作業中に喉の渇きを潤し、仕事を頑張れるように自家醸造していたことから。
セゾンはベルギーで昔から造られていたビアスタイル。夏の農作業の合間に喉を潤せるように、冬から春先の閑散期に造られていた。セゾンを報酬の一部として労働者を募集する農村もあった。柔らかな酸味があり、フルーティな味わい。

BARLEY WINE / 深い知識と経験

通常の10倍以上もの時間をかけ、長期熟成することで出来上がることから。
「麦のワイン」という意味のバーレイワイン。度数が高く、麦の力強い甘みとカラメルやレーズンのような香りがある。温度変化によりその味わいが花開いていくことから、ゆっくりと飲むのがおすすめ。

HAZY IPA / 独創的でユーモラス

造り手の独創性により、様々な味わいが生まれやすいビアスタイルであることから。
IPAから派生したビアスタイル。ずっしりと濁った(ヘイジーな)見た目が特徴。大量のホップを使用しているものの、「濁り」により苦味はあまり感じず、甘み感じるジューシーな味わいになっている。華やかなホップ香、とろりとした口当たりのものが多い。

IPA / 健康長寿

長期保存できるよう、ホップを大量に使用したことで生まれたことから。
大航海時代、イギリスから当時植民地だったインドまでビールを運ぶため、防腐効果があるホップを大量に投入したことから生まれたと言われているビアスタイル。ホップの香りが鮮烈で、しっかりとした苦味がある。

ビール言葉一覧

  • ラガー : 職人気質

    ラガーをつくる際に使われる、下面発酵酵母の性質から。
    下面発酵酵母で造られるラガー。この酵母の特徴は下の方に沈み、酸素の届かない場所でひとり職人のように黙々と分解を行うこと。下面発酵酵母はアルコールと酸素以外は生み出さないため、すっきりとした味わいになる(ちなみに、上面発酵酵母は表面付近で動くため酸素を取り込みやすく、分解の際一緒に酸を作り出す。その酸がアルコールと反応して華やかな香りが生まれる)

  • ペールエール : 美しき変化

    様々な変化を遂げながら、現在に至るまで愛され続けていることから。
    ペールエールは18世紀イギリスで生まれた、伝統的なビアスタイル。その後アメリカに渡り、ホップの香り華やかなアメリカンペールエールが誕生。これをきっかけに世界中で人気がでた。イングリッシュペールエールはモルトのコクを、アメリカンペールエールはホップの香りを感じられるビアスタイル。ペールエールから派生したビアスタイルは多くあり、IPAもそのひとつ。

  • ヴァイツェン : 豊かさと繁栄

    原材料の50%以上を占める小麦の花言葉から。
    ヴァイツェンとはドイツ語で「小麦」のこと。ドイツの伝統的なビアスタイルであり、小麦麦芽を50%以上使用する。濃厚な舌触りから「飲むパン」と表現されることも。ホップが少ないので、苦みも柔らかで、バナナのようなフルーティな香りが特徴的。

  • スタウト : 静かな情熱

    醸造に用いられる焙煎した大麦と、そこから生まれる味わいから。
    英語で「頑丈な、どっしりとした」などという意味のスタウト。濃色の麦芽を使用するため、香ばしいナッツや焙煎コーヒー、チョコレートのような、芳醇で強い香りや味わいが特徴。その味わいを際立たせるため、少し高めの温度でゆっくりと楽しむのがよい。

  • セゾン : たゆまぬ努力

    かつて農家の人々が夏の農作業中に喉の渇きを潤し、仕事を頑張れるように自家醸造していたことから。
    セゾンはベルギーで昔から造られていたビアスタイル。夏の農作業の合間に喉を潤せるように、冬から春先の閑散期に造られていた。セゾンを報酬の一部として労働者を募集する農村もあった。柔らかな酸味があり、フルーティな味わい。

  • IPA : 健康長寿

    長期保存できるよう、ホップを大量に使用したことで生まれたことから。
    大航海時代、イギリスから当時植民地だったインドまでビールを運ぶため、防腐効果があるホップを大量に投入したことから生まれたと言われているビアスタイル。ホップの香りが鮮烈で、しっかりとした苦味がある。

  • HAZY IPA : 独創的でユーモラス

    造り手の独創性により、様々な味わいが生まれやすいビアスタイルであることから。
    IPAから派生したビアスタイル。ずっしりと濁った(ヘイジーな)見た目が特徴。大量のホップを使用しているものの、「濁り」により苦味はあまり感じず、甘み感じるジューシーな味わいになっている。華やかなホップ香、とろりとした口当たりのものが多い。

  • バーレイワイン : 深い知識と経験

    通常の10倍以上もの時間をかけ、長期熟成することで出来上がることから。
    「麦のワイン」という意味のバーレイワイン。度数が高く、麦の力強い甘みとカラメルやレーズンのような香りがある。温度変化によりその味わいが花開いていくことから、ゆっくりと飲むのがおすすめ。

  • フルーツビール : 変幻自在

    使用する果物によりその味わいが大きく変化することから。
    醸造途中に果汁や果肉などを投入してつくる。使用する果物によってその味わいは大きく変化する。特産物を使用したものが多く、様々な土地を感じられる味わい。季節限定のものが多い。

  • ピルスナー : 親しみやすさ

    日本人にとってもっとも馴染み深いビアスタイルであり、どんな料理にもよく合うことから。
    日本で流通している大半がこのビアスタイル。チェコ発祥の下面発酵ビールであり、透き通った黄金色、キレと爽やかな喉ごしが特徴。ボヘミアンピルスナーとジャーマンピルスナーがある。

  • サワーエール : 鮮やかな刺激

    「酸味」が大きな特徴であり、造り手によってその味わいが大きく変わることから。
    野生酵母や乳酸菌などによって生まれる、酸味が特徴のビール。フルーツを漬け込んでつくるサワーエールもある。色合いや度数は造り手によって全く異なり、使用する酵母や菌、醸造の仕方によってその味わいも大きく変化する。

  • ベルジャンホワイト : 隠れた優しさ

    オレンジの実の花言葉「優しさ」とコリアンダーの花言葉「隠れた○○」から
    ベルギーで古くから造られてたビアスタイル。小麦を使用し、副原料としてコリアンダーとオレンジピールを使用する。まろやかな舌触りにフルーティで甘酸っぱい味わいが特徴。苦味が弱く、優しい味わい。

  • ラオホ : 燃え上がる勇気

    燻製に用いられるブナの木言葉は「繁栄」、花言葉は「勇気」「独立」。ブナの花言葉と醸造工程から。
    燻製ビール(ラオホはドイツ語で「煙」の意味)。ブナの木などでスモークした燻製麦芽で造る下面発酵ビール。クセは強いが、飲んでいるうちに病みつきになる味わい。燻製料理との相性がいい。

  • ポーター : 相乗効果

    複数のビールを混ぜたことで、大人気の味わいができたことから。
    18世紀イギリスにて、「熟成ブラウンエール」と「新しいブラウンエール」そして「ペールエール」を混ぜて造った「スリースレッド」という安いビールが人気を博したことがきっかけで生まれたビアスタイル。焙煎モルトによるコーヒーやココアのようなロースト香が特徴であり、苦みを感じにくく、コクとまろみ、あまみがある。

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