カラメルの甘味からほんのりホップの苦味とフルーティーな香り Derailleur Brew Works 西成ライオットエール(2025ver.)
アメリカンペールエールを標榜し、ホップはセンテニアルとチヌークを使用。
カラメルの甘味からほんのりホップの苦味とフルーティーな香りがのぞく、誰でも飲みやすいモダンクラシカルなビールです。
【受賞歴】
Japan Great Beer Award 2022 - 銀賞
Korea International Beer Award 2022 ‒ Blonds award
おもてなしセレクション 2022
【商品ストーリー】
1990年、内気なポートランドの女子高生、エミリー・スコットは、30リットルのリュックサック一つを背負い、大阪のニシナリという町にやってきた。
スクールの人間関係に悩み、全ての関わりを避けるように不登校を続けていた彼女は、若き頃旅人だった父の勧めた、人情の街『ニシナリ』を選んだ。
自分の何 かを変えるために、自分が誰かに影響を受ける感受性があることを、そして誰かに影響を与えることのできる存在であることを確かめるために。
彼女は日常のように起こるRiot(暴動)の夜を傍観者のように眺め、翌日の朝、投げつけられ、散乱したビール瓶を一人で拾い集め、そこに花を一輪差し、道路の隅に並べていった。
毎日、毎日。
1ヶ月を過ぎた頃、ヤマトとオオサキという2人の青年は、花を差し続ける彼女をみて、何をしているの?問いかける。
もう、争いを見るのは嫌だから、せめて武器ではなく、花を育てる器にもなるんだ、ってところを知ってもらえたらいいなあって思って。そう答えるエミリーに、ヤマトとオオサキは笑いながら続けた。
俺たち、酒を作ってるんだ。みんながその酒を酌み交わしながら、仲良く話し合えるそんな酒を。
憎しみ合うんじゃなくて、戦いあうんじゃなくて、ただ向かい合って笑い合えるそんな酒を。
エミリーの故郷の酒、ビールなんだろ、教えてくれないか?一緒に作らないか、そんな酒を。
エミリーがニシナリを離れるまでの3ヶ月、試行錯誤でレシピを作り、ヤマトとオオサキは周りのみんなにそのビールを振る舞い続けたという。
いつのまにか、ニシナリはRiot(暴動)の起こらない街へと変貌をとげた。今、そのビールを、当時の青年たちが、ヤマトとオオサキたちが、作ったであろう、飲み交わしたであろうレシピをペールエールで再現。
笑い合える酒。西成ライオットエール。
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90年代の大阪、暴動の街だったニシナリてあったとされるバックパッカーの女の子たちの、酌み交わすためのお酒を作ろうという小さく平和なレジスタンス。
当時に彼女らによって飲まれていたであろうビールを再現してみようという試みのビールです。
【ブルワリーさんオススメの楽しみ方】
飲み頃温度:3℃
料理とのペアリング:ジャークチキン、サルシッチャ、ブルーチーズ