すだち、自家栽培のコリアンダーとハッカ、塩をつかって仕上げた Passific Brewing Fluss
【ブルワリーさんからのコメント】
ドイツにルーツを持つGoseという小麦のサワーエールができました。
乳酸発酵による酸味と、塩やコリアンダーを用いて作られることが多いこのスタイル。諸説ありますが、炭鉱夫などの肉体労働者向けに作られたビールだそうです。
今回は小麦主体の麦汁を乳酸菌で発酵させて酸味を持たせ、塩、コリアンダー、すだち、ハッカを使って爽快感のある仕上がりを目指しました。
元々、瀬戸内のレモンをつかって仕込んでいましたが、秋の柑橘でもつくってみたいなと思い今回は旬を迎えたすだちをメインに少しアレンジしてみました。すだちはお馴染み、徳島の神山町よりkinosu fruit farmのしーちゃんが有機栽培したものを使用。年々、果汁ののりがよくなってすごくジューシーな味わいなのが特徴です。また、Goseに欠かせないコリアンダーシードは自社畑で採れたものを使いました。それに合わせて、同じく自社畑のハッカもアクセント的に使用しています。塩は最近気に入っている、五島列島で昔ながらの天日干し製法でつくられたものを選びました。
そんな原料を用いて丁寧につくったこのビールですが、コリアンダー、すだち、ハッカ、乳酸菌とそれぞれからなる柑橘感のある香りが複雑に混じりあい、爽やかな酸味や香りが口いっぱいに広がります。3.5%と低めの度数で、イメージ通り爽快な味わいなのですが、ただ軽いだけじゃないというか。塩が全体をまとめ上げているのもあって実にうまみに溢れた豊かな味わいで、食事のシーンなんかでは大活躍するんじゃないだろうかという印象です。
総じて"素材の良さ"がすごくよく現れているビールです。単体ではもちろん、ワイングラスに注ぎ分けてゆっくり飲むなんてのもおすすめですよ。