滑らかな口当たりと穀物の味わいが感じられるGrisette(グリゼット) KYOTO NUDE BREWERY AWAKUMO -淡雲-
【ブルワリーさんからのコメント】
本当の意味でGrisette(グリゼット)というスタイルの定義を知っている人はいるのでしょうか。
僕?全然知りません。知っていることと想像を織り交ぜて書きますね。
グリゼットは主にベルギーにある鉱山の労働者に飲まれていたビールです。
言葉の意味は「小さな灰色のもの」これがビールの名前になったのは諸説あり、結局のところ不明です。
度数は低アルコール(3~5%くらい)、小麦を使用している、おそらくエールである、ということは分かっているようです。
セゾンの軽いバージョンと言われてることもあるようですが2つのスタイルに別れた背景を勝手に想像するにグリゼットは1日の鉱山仕事の疲れを癒すための飲み物。
そしてセゾンも農作業の喉の渇きを潤すためのものと言われてはいますが自分たちで収穫した穀物を、自分たちの農作業の報酬として仕込むという概念的なところが大きいのかなあと思いました。
そして、セゾンは閑散期の冬に仕込んでから、夏の農作業中に飲むため高い保存性も必要としていました。
グリゼットは「目的」のために存在しセゾンは「手法」として存在しているという感じでしょうか。
なので今回作ったビールにはFarmhouse(≒セゾン酵母)を使用していますがセゾンとは全然違う味わいにしようとレシピを作成しました。
Taste
僕にとっては嬉しいアルコール度数3%のビールです。
色合いは少し濁りのある淡黄色です。小麦麦芽と白麹を全体の20%程度加えています。
ベルジャンスタイルにしては穏やかなエステルとHallertau Blanc Lupulinatorホップの爽やかな清涼感のあるハーブ感が最初に香り発酵由来と白麹由来の爽やかな酸と軽やかなボディ最後に残るFarmhouse酵母らしいファンキーな味わいがすっと抜けていきます。
軽やかなボディとは書きましたが3%のビールとは思えないような滑らかな口当たりと穀物の味わいが感じられ薄っぺらくない良い仕上がりになりました。
ぜひ仕事の疲れを癒す一杯に、いかがでしょうか。